NAGASAKIYA GEN’EMON PUBLISHING長崎屋源右衛門末裔出版
植物の生体の電気と磁気の表紙
刊行書籍

植物の生体の電気と磁気

板野肯三 著

著者
板野肯三
価格
1,980円(税込)
出版年月
2020年03月
ジャンル
自然・生命・科学・材料
判型
B5
頁数
205頁
ISBN
9784909765369

この本について

本書には、著者が実際に計測した植物に発生する電位や磁気について、エッセイを交えながら触れられている。一般にはあまり知られていないが、ひとつの植物の生体は、どうも複雑な電位的構造も持っているようであり、同じ一枚の葉であっても、場所によって電位がかなり違うのである。おもしろいのは、例えば、葉の中に電位の極端に低い場所があったりすることである。磁気については、電位ほど簡単ではない。植物から出ていると思しき磁気はあまり強くはなく、測定するときは、地磁気の変動に埋もれているからである。これについても、興味深い話がいくつか載っている。もうひとつのテーマは水である。水については、シャウベルガーという人の知見を参考にして、水を回転させたり、卵型容器を使って、酸化還元電位電極の計測を行った結果を載せている。ある時期から、データの自動記録ができるようになり、測定の精度があがった。植物の生体の電位測定については、ブリッジを自作して、測定を行うようになってから、微妙な変動が現れるようになった。サイエンススピリチュアルエッセイシリーズの第29冊目。 数値を得るまでの工夫や測定の難しさを含めて紹介されているため、植物を見る目と実験の手順がどのように結びつくのかを考えられます。葉の位置による違い、弱い磁場と背景の変動、自動記録や自作ブリッジという具体的な話題が、観察の過程を理解する手がかりです。水のらせん運動や卵型容器という別の対象も、植物と水の関係を考える問いへつながります。
書籍購入ページへ進む ↗Amazonで購入

すべての書籍を見る