
刊行書籍
シャウベルガーの自然農法と水の神秘
板野肯三 著
- 著者
- 板野肯三
- 価格
- 1,870円(税込)
- 出版年月
- 2020年02月
- ジャンル
- 自然・生命
- 判型
- B6
- 頁数
- 194頁
- ISBN
- 9784909765352
この本について
シャウベルガーは、水の神秘性を探究したオーストリアの神秘的認識力をもつナチュラリストであり、科学者であり、発明家だった。シャウベルガーは、シュタイナーに通じるところもあるが、彼の場合は、自然の中に生きながら、科学的な発明をいろいろとやったところが違う。表現の仕方が違うのである。
だが、シャウベルガーもスピリチュアルサイエンスの一角を担う重要な人物だろうという著者の認識にもとづいて、このエッセイは書かれているのである。
サイエンススピリチュアルエッセイシリーズの第28冊目。
水のらせん運動、卵型の形、生きている水と死んでいる水、コールド堆肥、鋤や八の字運動など、登録キーワードからは水と農業を一つの自然観のもとで考える問題意識が読み取れます。森や流れを観察する姿勢と、そこから着想された技術を重ねて読むことが、この人物像へ近づく手がかりです。シュタイナーとの近さに注目しつつ、自然の中での観察や発明という違いを考える点にも特色があります。シャウベルガーの発想を、著者がどのように理解したかを読む思想的エッセイです。自然農法や水への関心を、科学史と霊性の問題にも広げたい読者に向きます。
著者の問いを読む際には、観察や経験として記されたことと、そこから生まれた解釈を分けて考えると、問題意識を捉えやすくなります。身近な対象から大きな世界観へ考えを広げるのが、このエッセイの特徴です。答えを暗記するための読み物というより、読者が自身の経験と照らし合わせて問いを深めるための一冊として読めます。日常では見過ごしてしまう出来事に目を向け、何を知っていて何がまだ分からないのかを考える時間を持てることも、この題材の魅力です。自然や人間を理解するために、どのような見方を選ぶのかという問題が、読後にも残ります。
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