NAGASAKIYA GEN’EMON PUBLISHING長崎屋源右衛門末裔出版
シュタイナーの観る自然と農業の世界の表紙
刊行書籍

シュタイナーの観る自然と農業の世界

板野肯三 著

著者
板野肯三
価格
2,640円(税込)
出版年月
2020年01月
ジャンル
自然・生命・精神世界
判型
B6
頁数
355頁
ISBN
9784909765345

この本について

人智学で知られるルドルフ・シュタイナーが亡くなる数年前に行った農業講座というのがあって、この講演の中で、彼の農業に関する話を行った。かれは、この講演の中で、人智学的な立場から、農業に携わる人向けの話をしているが、中味は、スピリチュアルサイエンスからの話であり、農業の話を題材にしながら、生命論を展開している。本書は、この彼の農業論に関する著者の認識を交えながらのエッセイである。 サイエンススピリチュアルエッセイシリーズの第27冊目。 本書の関心は、作物を生産する技術の説明だけでなく、大地や植物をどういう存在として見るかという生命観にあります。登録キーワードには四元素、宇宙的力と地球的力、エーテル的・アストラル的エネルギーなど、人智学に固有の語彙が含まれます。これらを著者の解釈としてたどることで、農業を自然の全体との関係から考える視点に触れられます。無農薬や植物の病気という身近な課題が、どのように世界観の問いにつながるのかも読書の入口になります。シュタイナーの思想を農業という具体的な対象から読みたい人に向く一冊です。 著者の問いを読む際には、観察や経験として記されたことと、そこから生まれた解釈を分けて考えると、問題意識を捉えやすくなります。身近な対象から大きな世界観へ考えを広げるのが、このエッセイの特徴です。答えを暗記するための読み物というより、読者が自身の経験と照らし合わせて問いを深めるための一冊として読めます。日常では見過ごしてしまう出来事に目を向け、何を知っていて何がまだ分からないのかを考える時間を持てることも、この題材の魅力です。自然や人間を理解するために、どのような見方を選ぶのかという問題が、読後にも残ります。
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