NAGASAKIYA GEN’EMON PUBLISHING長崎屋源右衛門末裔出版
霊峰富士の表紙
刊行書籍

霊峰富士

板野肯三 著

著者
板野肯三
価格
1,980円(税込)
出版年月
2019年11月
ジャンル
自然・生命・精神世界
判型
B6
頁数
207頁
ISBN
9784909765277

この本について

この本は、富士山に関する思いを綴った本である。 日本にも、富士を冠した山は多く、津軽富士、会津富士、榛名富士、越後富士など三百はあるだろう。こういう山は、実はアメリカにもある。オレゴン富士(フット山)は有名だ。こういう富士山をはじめとする霊峰の意味について語るエッセイである。中には富士山に直接関係のない話題も含まれているが、著者の体験を通しての思いがそこには表現されていて、興味深い。 サイエンススピリチュアルエッセイシリーズの第24冊目。 富士山を一つの名峰として眺めるところから、各地で富士と呼ばれる山や、霊峰という言葉の意味へ関心を広げます。登録キーワードには津軽富士、シャスタ山、オレゴン富士、タコマ富士、芦ノ湖などが挙げられ、日本とアメリカにまたがる著者の経験が読書の手がかりになります。山の形や眺めに対して人が感じる特別な思いを、著者の体験や生命観とともに読むエッセイです。観光地の案内を求めるだけでなく、風景を前にした心の動きや、自然が精神生活に持つ意味を考えたい読者に向きます。 著者の問いを読む際には、観察や経験として記されたことと、そこから生まれた解釈を分けて考えると、問題意識を捉えやすくなります。身近な対象から大きな世界観へ考えを広げるのが、このエッセイの特徴です。答えを暗記するための読み物というより、読者が自身の経験と照らし合わせて問いを深めるための一冊として読めます。日常では見過ごしてしまう出来事に目を向け、何を知っていて何がまだ分からないのかを考える時間を持てることも、この題材の魅力です。自然や人間を理解するために、どのような見方を選ぶのかという問題が、読後にも残ります。
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