
刊行書籍
ハロウィンとケルトの源流
板野肯三 著
- 著者
- 板野肯三
- 価格
- 1,760円(税込)
- 出版年月
- 2019年10月
- ジャンル
- 歴史・文学・文化
- 判型
- B6
- 頁数
- 160頁
- ISBN
- 9784909765260
この本について
この頃は日本も十月になるとハロウィンでにぎわう。このハロウィンというのは、もともとはヨーロッパのケルト民族の収穫祭だった。そしてそこには、ケルト民族の宗教観が反映されている。この本は、著者の描いた何枚かの絵から出発して、このケルトのスピリチュアルな世界に迫るエッセイである。サイエンススピリチュアルエッセイシリーズの第23冊目。
著者の絵を入口に、現代の祝祭の背後にあるケルトの世界へと思いを向ける一冊です。登録キーワードにはドルイド、収穫祭、火の意味、ランタン、ストーンサークル、戦いの女神が挙げられています。季節の節目に火を灯し、自然や見えない世界に意味を見いだす感覚が、読書の手がかりになります。ハリーポッターやロード・オブ・ザ・リングといった物語への関心も、ケルトのイメージを考える入口として登録されています。祭りを楽しむことから一歩進み、その象徴や宗教観に関心を向ける、絵と思想を行き来するエッセイです。
著者の問いを読む際には、観察や経験として記されたことと、そこから生まれた解釈を分けて考えると、問題意識を捉えやすくなります。身近な対象から大きな世界観へ考えを広げるのが、このエッセイの特徴です。答えを暗記するための読み物というより、読者が自身の経験と照らし合わせて問いを深めるための一冊として読めます。日常では見過ごしてしまう出来事に目を向け、何を知っていて何がまだ分からないのかを考える時間を持てることも、この題材の魅力です。自然や人間を理解するために、どのような見方を選ぶのかという問題が、読後にも残ります。
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