NAGASAKIYA GEN’EMON PUBLISHING長崎屋源右衛門末裔出版
なぜ植物も病気になるのか?の表紙
刊行書籍

なぜ植物も病気になるのか?

板野肯三 著

著者
板野肯三
価格
1,375円(税込)
出版年月
2019年09月
ジャンル
自然・生命
判型
B6
頁数
117頁
ISBN
9784909765253

この本について

自然の中の植物と、人間が栽培する作物の違いに注目し、植物の病気を環境や農業との関係から考える著者のエッセイです。元の紹介文にある自然界の植物は病気にならないという表現は、著者の問題提起として読む必要があります。登録キーワードには土壌、微生物、耐性菌、カビ、根腐れ、うどんこ病などが並びます。病気の原因を一つに決めるのではなく、生育する環境や微生物との関係へ目を向けることで、植物をどう育てるかという問いが広がります。病害防除の専門的手引きではなく、著者の自然観と栽培への考えを知るための読み物として案内します。 著者の問いを読む際には、観察や経験として記されたことと、そこから生まれた解釈を分けて考えると、問題意識を捉えやすくなります。身近な対象から大きな世界観へ考えを広げるのが、このエッセイの特徴です。答えを暗記するための読み物というより、読者が自身の経験と照らし合わせて問いを深めるための一冊として読めます。日常では見過ごしてしまう出来事に目を向け、何を知っていて何がまだ分からないのかを考える時間を持てることも、この題材の魅力です。自然や人間を理解するために、どのような見方を選ぶのかという問題が、読後にも残ります。
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