NAGASAKIYA GEN’EMON PUBLISHING長崎屋源右衛門末裔出版
ガリレオの真実の表紙
刊行書籍

ガリレオの真実

板野肯三 著

著者
板野肯三
価格
1,430円(税込)
出版年月
2019年08月
ジャンル
科学・材料・歴史
判型
B6
頁数
126頁
ISBN
9784909765246

この本について

科学の父と言われたガリレオの意味を語るエッセイである。 ニュートンの前に現れた三人の科学者が、コペルニクス、ガリレオ、 ケプラーの三人である。この三人の中で望遠鏡での観測で 地動説は揺るがない世界観になっていく。キリスト教の世界観に穴があき、科学の世界観が優勢になっていく口火をきったのはガリレオである。だが、ガリレオは決して無神論者ではなかった。唯物論者でもなかった。教会にいる宗教者より、彼の方が本当の意味での教義に精通していたのかも知れない。サイエンススピリチュアルエッセイシリーズの第21冊目。 コペルニクス、ガリレオ、ケプラーからニュートンへという科学史の流れを背景に、観測と信仰をどう理解するかを問い直します。望遠鏡や実験によって世界の見え方が変わるとき、宗教的な世界観はどのような意味を持つのでしょうか。著者はガリレオを単なる宗教の敵として捉えず、その思想を霊性の問題にも重ねて読みます。科学の夜明け、地動説と天動説、宇宙観という登録キーワードを手がかりに、知識の転換が人間の精神に与えた影響を考えるエッセイです。 著者の問いを読む際には、観察や経験として記されたことと、そこから生まれた解釈を分けて考えると、問題意識を捉えやすくなります。身近な対象から大きな世界観へ考えを広げるのが、このエッセイの特徴です。答えを暗記するための読み物というより、読者が自身の経験と照らし合わせて問いを深めるための一冊として読めます。日常では見過ごしてしまう出来事に目を向け、何を知っていて何がまだ分からないのかを考える時間を持てることも、この題材の魅力です。自然や人間を理解するために、どのような見方を選ぶのかという問題が、読後にも残ります。
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