
刊行書籍
未来の農業を考える
板野肯三 著
- 著者
- 板野肯三
- 価格
- 2,640円(税込)
- 出版年月
- 2019年06月
- ジャンル
- 自然・生命
- 判型
- B6
- 頁数
- 354頁
- ISBN
- 9784909765222
この本について
現代農業の諸問題を取り上げ、著者がサイエンスとスピリチュアの両面から語る異色のエッセイ。サイエンススピリチュアルエッセイシリーズの第19冊目。
化学肥料、農薬、遺伝子組み換え、一代雑種、水や土壌などの問題を入口に、これからの農業をどう考えるかを問いかけます。登録キーワードには福岡、野澤、シュタイナー、シャウベルガー、自然農法、自然栽培、超希薄溶液水耕栽培などが挙げられています。異なる農業への発想を見比べながら、作物を育てる条件や、人間が自然に関わる姿勢を考える手がかりにできます。科学と霊性の双方へ関心を向ける著者の立場から、食を生み出す営みを生命全体との関係で捉えるエッセイです。特定の栽培法の効果を保証する案内ではなく、未来の農業を考えるための思想的な読み物として紹介します。
著者の問いを読む際には、観察や経験として記されたことと、そこから生まれた解釈を分けて考えると、問題意識を捉えやすくなります。身近な対象から大きな世界観へ考えを広げるのが、このエッセイの特徴です。答えを暗記するための読み物というより、読者が自身の経験と照らし合わせて問いを深めるための一冊として読めます。日常では見過ごしてしまう出来事に目を向け、何を知っていて何がまだ分からないのかを考える時間を持てることも、この題材の魅力です。自然や人間を理解するために、どのような見方を選ぶのかという問題が、読後にも残ります。
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