
刊行書籍
お金は木の葉か?
板野肯三 著
- 著者
- 板野肯三
- 価格
- 1,430円(税込)
- 出版年月
- 2019年03月
- ジャンル
- 宗教・思想
- 判型
- B6
- 頁数
- 110頁
- ISBN
- 9784909765123
この本について
著者が考えるお金の意味について、エッセイの形で語られている。
私たちは、地球からタダで土地を借りているのではないかというところから話が始まり、お金の奥に何があるかを語る異色のエッセイ。
地球から土地を借りて生きているという発想を入口に、お金で表される価値と、お金で買えないものの関係を考えます。実体経済、金融経済、信用創造という登録キーワードは、暮らしの中のお金がどのような仕組みに支えられるかを問う手がかりです。題名の木の葉という比喩からは、お金そのものに価値があるのか、その背後にある働きや関係に価値があるのかという問題が立ち上がります。資産運用の技術を説明する本ではなく、日常で当然のように使うお金の意味を問い直すエッセイです。自然から与えられるものと人間が作る制度の関係を考えたい読者に向きます。
著者の問いを読む際には、観察や経験として記されたことと、そこから生まれた解釈を分けて考えると、問題意識を捉えやすくなります。身近な対象から大きな世界観へ考えを広げるのが、このエッセイの特徴です。答えを暗記するための読み物というより、読者が自身の経験と照らし合わせて問いを深めるための一冊として読めます。日常では見過ごしてしまう出来事に目を向け、何を知っていて何がまだ分からないのかを考える時間を持てることも、この題材の魅力です。自然や人間を理解するために、どのような見方を選ぶのかという問題が、読後にも残ります。
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