
刊行書籍
満州国について(その1)満州国と出口王仁三郎
江原秀敏 著
- 著者
- 江原秀敏
- 価格
- 1,980円(税込)
- 出版年月
- 2024年03月
- ジャンル
- 歴史・宗教・思想
- 判型
- B6
- 頁数
- 208頁
- ISBN
- 9784909765604
この本について
本書の主人公の一人出口王仁三郎は大正六年(1917年)の時点で、シベリア線=満鉄から来るべき動乱の火が噴くことを予言しており、その14年後の昭和6年(1931年)で〈いくさのはじめ〉であり、神武紀元では2591年で、〈じごくのはじめ〉であると信者たちに覚悟を促している。いうまでもなく、日本軍は1931年(昭和6年)9月18日、中華民国奉天(現瀋陽)郊外の柳条湖にて、関東軍が南満州鉄道の線路を爆破し、武力侵攻を開始し、満州全土を占領した。「動乱の火」とはこのことを指している。
大日本帝国はこの時を以て、維新開国以降、亡国の坂を転がり落ちた。果たして、満州国の建国は善悪どちらの升目を満たすことが多かったのか。このことを、日本近代史に初めて出現した預言者出口王仁三郎と満州に三年間身を置き、満州国経営の第一線に立った岸信介の言行を追いながら、緒方貞子の言葉を借りながら調べてみた論考である。
目次
はじめに
緒方貞子のこと
外務大臣就任を蹴る
満州で祖父芳澤謙吉と「出会う」
父豊一と共に米国と中国を見た少女時代の八年間
戦争の足音を身近に聞き帰国
終戦とともに高等教育の場へ
思想的問題意識を携え、社会に踏み出す
我々はどのような準備をすべきか
緒方は何ゆえに満州事変に関心を持ったか
出口王仁三郎との出会い
神を頭で理解できるか?
王仁三郎の三大学則
お父さんの学則
神の意志はどこにあったのか?
満州国に外せない男の名
弐キ三スケ
満州三角同盟と日本の朝鮮半島・中国東北部への進出
明治国家の成立と朝鮮半島の未来
朝鮮半島は廊下?
国家の運命と地政学
司令塔弐キ三スケが満州国で行ったこと
満州国の背景としての世界大恐慌
一九二九年世界大恐慌と二〇〇八年のリーマンショック
一九二〇年代のアメリカと二〇〇〇年代のアメリカ
アメリカ一極支配の同時性の構造
岸の統制法が生まれるまでの仕組み
岸の統制経済論の基礎を作った三〇歳での一年間の欧米産業視察
一九二〇年代から一九三〇年代へのアメリカの情勢と岸の施策
一九二〇年代後半のアメリカ情勢
自動車産業への目覚め
驚くべき半島種族圏と孵化器列島日本
モルモン教・東学党・太平天国
旧統一協会とスパイ防止法制定推進運動
岸信介の日本国変革方針~自動車産業への関心~
それほどの先見性を彼はどこで学んだのか?
渡満
岸信介とは何者であったのかーマルキシズムに対する理解は?
満州国における岸信介の作品について
国籍法をなぜ作らなかったのか?
原爆を二発も落とされ、なぜそこまでされても立ち上がるのか!
モーゼと王仁三郎
問題はそれからである
有栖川宮家
日本型経営システムの原型は満州国から始まった!
満州国づくりのもう一人のイデオローグ宮崎正義
官僚統制型国家は「この男」が創った!
岸信介で賑わう論壇
韓国における朴正煕の「産業五か年計画」の系譜
王仁三郎の国家的救済論と創価学会による国家戒壇
創価学会の場合
あとがきに代えて
再考 満州と蒙古の権益争いを巡る 岸信介 と 王仁三郎
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