
刊行書籍
長崎屋源右衛門末裔シリーズ 父が子に語る 『日本書紀』の研究 (その二)
江原秀敏 著
- 著者
- 江原秀敏
- 価格
- 1,870円(税込)
- 出版年月
- 2022年02月
- ジャンル
- 歴史
- 判型
- B6
- 頁数
- 228頁
- ISBN
- 9784909765550
この本について
長崎屋源右衛門の末裔と自覚して執筆を進めている筆者が、最後の長崎屋源右衛門の孫である父から伝え聞いたその出自について探索する中で、その出自のオリジンとされる人物に突き当たり、日本国の成立について関心を持つ。それは、大化の改新を契機に倭国から日本国に国の名称を変えた時代に、変革のためのクーデターをそそのかした人物だった。自分の先祖のルーツをめぐって「日本国」成立の契機となった大変革の時代を主導した人物像のさらなるルーツをめぐって神武天皇にまで探索が及んだ顛末を記す、その続編2である。
家族から受け継いだ出自の話が、古代日本の国家形成という大きな問題へ広がっていく続編です。長崎屋の末裔としての自己認識から始まるため、歴史の探究は遠い時代の知識にとどまらず、自分がどこから来たのかという問いと結びつきます。大化の改新、乙巳の変、白村江の戦、天智・天武・持統の時代などが登録キーワードに挙げられ、国号や政治秩序の変化が関心の中心にあります。神武天皇までさかのぼる探索を通じて、系譜と国家の物語がどう交差するのかを考える一冊です。著者独自の歴史解釈と、史書を読み直す姿勢に触れられます。
著者の探究は、家族や次の世代へ歴史をどう語り継ぐかという問題とも結びついています。人物や出来事の名前を知ることから一歩進み、その時代に生きた人々が何を選び、何を受け継いだのかを考える入口になります。歴史上の事実と著者の解釈を読み分けながら、自分自身の歴史を見る視点を深めるための一冊です。家の記憶から国家の歴史へ、また国家の変化から個人の人生へと視線を移すことで、過去が現在の暮らしとどのようにつながるのかを考えられます。
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